コロナ禍に突入して2年以上が経過した。一向に終息が見えない中、じわじわと広がっているのが「コロナうつ」だ。コロナうつの影響は多方面に及んでいる。仕事の面では業務の生産性が著しく落ちたり同僚とのトラブルが多発したりなど、また生活面では夫婦の破綻や近所とのトラブル増加、さらには孤独死も増加するなど、放置するとさらに大きな社会問題ともなりかねない。元自衛隊に所属して自衛官の自殺予防につとめ、現在は年間に1000件以上の相談に対応する臨床心理士の玉川真里氏が、コロナうつの特徴を分析するとともに、その対応について紹介する。
玉川 真里
臨床心理士、公認心理師、広島県・海田町議会議員、NPO法人ハートシーズ理事長
臨床心理士、公認心理師、広島県・海田町議会議員、NPO法人ハートシーズ理事長
