多様な人々にインスピレーションを提供する場

サイバスロン大会の様子を見て、インスピレーションを受けたということでしょうね。

 そのような側面はあるでしょうね。実際、サイバスロンの大会主催者側も、サイバスロンはショーケースとしての役割を狙っていると説明しています。大会を見た様々な人が何かを感じ取り、考えてもらうきっかけになれば、ということだと思います。先にスピード勝負のことを話題に出しましたが、そういったアクロバティックな側面を表に出すことで、より多くの人々の注目を集められるというメリットはあるかもしれません。

 私はサイバスロンには自動車業界におけるF1レースのような意味があると思っています。F1の車両が公道を走ることはまずありませんが、車両の開発で得られた回生エネルギーの技術や、トラクションコントロールの技術が、一般車両に展開されています。サイバスロンも回数を重ねるうちに、そのような位置づけが定着してくるかもしれません。

検討すべき事項はあるとはいえ、人の新しいチャレンジを提起したサイバスロンには、ワクワクさせるものを感じます。サイバスロン大会の社会的な意義や意味は、そこにあるのでしょうね。