客観的なデータを共有しモチベーションを向上

 AYUMI EYEの評価項目は[1]推進力、[2]バランス、[3]リズムの3つ。解析結果には[1]~[3]を総合した評価も点数で表示される(図5)。

図5●帳票の例
サーバーに送られた測定結果から帳票を出力する。「推進力」「バランス」「リズム」の3つの指標で点数化する他、改善のためのトレーニングメニューを提案する(出所:早稲田エルダリー事業団)

 具体的には[1]は、歩行速度(m/秒)と歩幅(cm)、歩きのダイナミックさを表す上下加速度標準偏差から点数化する。[2]のパラメータは、左右の身体の揺れを示すRMS(Root Mean Square、1/m)。[3]のパラメーターには、1歩周期の時間的なバラツキ(秒)を用いる。[1]:[2]:[3]=70:15:15の比率で算出されるのが総合評価(0~100点)。つまり、速く大股でダイナミックに歩き、左右のブレが少なく、1歩1歩のリズムが正確な歩き方ほど総合評価が高くなる。

 デイサービスのスタッフなどは、こうした客観的なデータを利用者と共有しながら説明できる。アプリには、その時の測定結果と併せて過去4回の成績も表示。前回から1点でも上がっていれば、利用者のモチベーションが高まる。さらに改善ポイントやトレーニングメニューも提案されるので、利用者がすぐに改善に向けて動き始められ、高まったモチベーションを維持できるという仕掛けだ。

 これまでに、早稲田イーライフを含む約400拠点での採用実績があり、4万~5万件の測定データが集まっている。同社は、これらの収集データを分析しながら日々、ソフトウエアをアップデートしているという。