会員増の秘訣は発信力

 そもそもシルバー人材センターは、1971年に制定された高年齢者雇用安定法のなかで定められた仕組みだ。60歳になれば入会できるのだが、昭和の時代と今とでは「高齢者」のイメージが激変している。

 「今の60歳は高齢者とはいえません。まだまだ現役バリバリ、第一線で活躍しています。かつては60歳になればシルバーといっても不思議ではなかったのですが、最近ではセンターへの入会を考え始めるのは主に70を過ぎてからです。当センターも会員さんの平均年齢は74歳くらい。定年が60歳だった時代は70歳を切っていました」

 2021年4月からは、いわゆる「70歳就業確保法」が施行され、定年を70歳まで伸ばすことが努力義務となる。今後は今以上にサラリーマンの会社員人生が長くなっていくはずだ。シルバー人材センターの会員事情にも変化があるかもしれない。

 「今回の法改正は、年を重ねても働き続けるという機運が高まっているということでもある。つまり追い風でもあるのです。実際、当センターの会員数は増加しているし、最近では60代の”若手”からの問い合わせが増えてきています」