仮想空間上に「デジタル裾野」を構築

 高村市長によると、裾野市は2018年8月に市長を本部長とする「裾野市データ利活用推進本部」を設置するなど、Woven City構想の発表以前からデータの利活用に積極的に取り組んできたという。2018年11月には全国初となる「データ利活用推進シティ宣言」を出し、IT技術を活用して地域課題の解決を目指す非営利団体「Code for Japan」との連携協定を締結。2019年7月には、東京大学生産技術研究所とも連携協定を締結し、「デジタル裾野研究会」を発足させている。

 デジタル裾野研究会では、裾野市を仮想空間に再現する「デジタル裾野」を構築している。デジタル裾野は、3Dの地図情報に、道路、橋梁、バス停、建物などのインフラ情報、人流などのデータを搭載したもので、現実空間を仮想空間に再現する「デジタルツイン」の構築・活用に向けた試みである。「現実空間を仮想空間にそのまま再現できれば、そこで仮説の政策を走らせて影響をシミュレーションできるようになる」(高村市長)。

デジタル裾野の画面(出所:シンポジウムでの高村市長のプレゼン資料)
デジタル裾野の画面(出所:シンポジウムでの高村市長のプレゼン資料)
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