民間事業者との積極的な連携を進める

 堺市の取り組みの特徴の一つは、民間事業者との積極的な協力だ。2020年7月に「さかい・コネクテッド・デスク」という専用の窓口を用意。民間からの提案を受け取りやすくした。事業者は担当部署が分からなくても相談しやすくなり、市は情報を一元化・共有することで政策課題の把握をしやすくなる。市長自ら呼びかけを行ったこともあり、これまでに約50社の事業者と実証プロジェクトの協議をしており、実際にプロジェクトの実施に至った例も6件あるという。

民間との連携のため、新しく窓口として「さかい・コネクテッド・デスク」を設置。スマートシティに向けた実証プロジェクトを推進している
民間との連携のため、新しく窓口として「さかい・コネクテッド・デスク」を設置。スマートシティに向けた実証プロジェクトを推進している
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 永藤氏は、実施中のプロジェクトの例として、ヘルスケア分野では音声記録を利用した認知症の早期発見、加齢性難聴の高齢者が声を明瞭に聞き取れるようにするマイク・スピーカーシステム、AIを利用した栄養管理アプリなどを紹介した。

(タイトル部のImage:patpitchaya -stock.adobe.com)