カフェ、バーを展開するプロントコーポレーションは、1品で1日に必要な栄養素の1/3を摂取できる完全栄養パスタ「ミートクリームソース BASE PASTA」の提供を、2020年3月16日に開始した。使っているパスタは、完全栄養主食としてパンや麺類などのネット通販を行うベンチャー企業、ベースフードによるもの。「カフェ&バー プロント」全店226店舗で終日販売する(一部店舗はカフェタイムのみの販売)。ベースフードにとっては飲食店とのコラボレーションとして初の全国展開になる。

「カフェ&バー プロント」で提供される「ミートクリームソース BASE PASTA」
価格は850円(税別)。いわゆる「雑穀生パスタ」に生クリームを加えたまろやかなミートソースがからむ。今風にベースフードをアピールするピックを添えた(写真:プロントコーポレーション提供、以下同)

 完全栄養食(完全食)とは、もともと卵や玄米など、比較的バランスよく栄養素を含む食品を指す言葉だった。ただし最近では、1食に必要とされる栄養素をすべて必要量以上含む食品を指す場合が多くなっている。

 2013年ころにIT企業が集まる米国シリコンバレーで、仕事や趣味などに没頭し食事をする間も惜しいというエンジニアの間で話題となった。現在は、フードテックの1分野として確立するに至っている。

 ベースフードは、大手IT企業であるディー・エヌ・エー(DeNA)に勤務していた橋本舜氏(現・ベースフード 代表取締役)が立ち上げた。コンビニと会食が続く食生活の乱れを整えようにも時間がなく、「栄養バランスのとれた“主食”があれば誰でも簡単に健康的な食事をとれるのではないか」と思い立ったのが設立のキッカケだ。

 現在はパンとパスタ、麺を扱っている。それぞれ、一般的な食事で多く摂取しがちな炭水化物とナトリウム、n-6系脂肪酸、熱量を除いて、栄養素等表示基準値に基づき1日分の基準値の1/3を上回る各栄養素を含む。特に炭水化物は一般的なパンやパスタよりも少なく抑えられている「低糖質」食品だ。