新型コロナウイルスが猛威をふるっている。日本国中が巣ごもり生活を余儀なくされている。感染を食い止めるためには大事なことだが、この生活が長引けば新型コロナウイルスによる疾病以外にも健康被害が懸念される。とくに高齢者の運動不足は深刻だ。生活のための買い物で心と体をリフレッシュさせるのもひとつの手段だ。そんなとき、今回紹介する財布は大きな力を発揮することだろう。

「niho 小銭が取り出しやすい財布」(写真:末並 俊司、以下同)

 「この世にないなら作ってしまおう、と考えたのです」

 DFCパートナーズの清水祥子さんは笑う。同社が認知症当事者のことを考えて開発した「niho 小銭が取り出しやすい財布」が話題だ。

清水祥子さん。お店の前で

 「ちょっと長いけど、あえて分かりやすい名前にしています。これも工夫のひとつ」

 認知症当事者の活動をサポートする「認知症フレンドシップクラブ(以下DFC)」は全国に21の拠点を持つNPO法人だ。認知症カフェや、サポーターの養成、様々な交流会などを行い、認知症当事者の生活を支えている。

 DFCパートナーズはその関連企業だ。認知症の当事者と家族のためのオンラインストア「dfshop」などを運営している。