――前回から続く――

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大は、妊活・妊婦や育児などにも大きな影響を与えている。日本産婦人科感染症学会が「新型コロナウイルス感染症について妊娠中ならびに妊娠を希望される方へ」と題した注意喚起を行うなど、不安を抱える妊活者や妊婦は多い。こうした不安を少しでも解消すべく、産婦人科・育児支援サービスを打ち出すヘルスケアスタートアップも出てきている(表2)。

表2●新型コロナウイルス対策としてヘルスケアスタートアップ各社が提供するサービスの例(表:Beyond Healthが作成)

 LINEを活用した妊活コンシェルジュサービス「famione」を提供するファミワン。同社は、妊活の継続・中止・延期などに悩む人に対し、famioneでの妊活自由相談チケットの無料提供を始めた。不妊症看護認定看護師や臨床心理士、胚培養士、ピアカウンセラーなどによるサポートを自由相談形式で受けられる。

 カラダノートは、乳児向け育児記録アプリ「授乳ノート」の検温記録機能を使いやすくするアップデートを実施した。新型コロナウイルス感染拡大を受け、乳児の健康管理に不安を持つ人に、検温記録を容易にすることで支援する。授乳ノートをTwitterでフォローまたはリツイートした人に対し、Amazonギフト券が当たるキャンペーンも実施している。

 エムティーアイとカラダメディカは、女性の健康情報サービス「ルナルナ」と連携したオンライン診療システム「ルナルナ オンライン診療」を、産婦人科クリニックなどに無料で提供する。新型コロナウイルス感染症の重症化のリスクとなる妊婦や、不妊治療やピルの処方などを受ける患者の通院による感染防止を支援する。