お葬式の費用はわかりにくい。耳にタコができるほどよく聞くフレーズだ。何十年もこう言われ続けているのに、いまだにわかりにくいままである。そんな状況にストップかけるべく奮闘するのが、よりそうのお葬式だ。人生の最終盤を安心して迎えるため、これからのお葬式について同社CMOの秋山芳生氏に聞いた。

 筆者は数年前に東京都の某市で母親を看取った。葬儀については、地域密着型の葬儀社にお願いした。地元ではわりと名の知られた業者で、「安心できる」との評判だった。ところが葬儀の当日になって「葬儀場へ心付け」など、明細にない料金が次々に発生し、結局思っていたものよりかなり高額な支払いとなった。

 「葬儀とはそういうものだ」と複数の親戚から言われたが、今でも釈然としない気持ちが残っている。

よりそうCMOの秋山芳生氏(写真提供:よりそう)
よりそうCMOの秋山芳生氏(写真提供:よりそう)
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 121万4000円。これは葬儀にかかる費用の全国平均値だ(第11回葬儀についてのアンケート調査報告書/日本消費者協会)。ただし、ここには参列者に振る舞う飲食費やお寺への「心付け」は含まれていない。それらを合わせると、総額は195万7000円となる。

 故人の残した生命保険をあてるなどして、この金額を賄うこともあるが、そのような準備のない家庭も少なくない。よりそうのCMO(最高マーケティング責任者)、秋山芳生氏は次のように語る。

 「お客様が求めているのはやっぱりわかりやすさです。核家族化がすすんできたことで、家ごとに葬儀に対する考え方が細かく分かれてきています」(以下「」内はすべて秋山氏)