コロナ後も流れは変わらない

 よりそうは現在、全国の4000カ所にのぼる葬儀社や斎場と提携し、いつでもどこでもインターネット経由で依頼・相談が可能なサービスを展開している。

 ところが事業に乗り出した2009年ころ、インターネットでユーザーと業者を結びつけるような業態は葬儀業界にはそぐわない、との見られかたが大方だったという。だがビジネス業界全体が「よりわかりやすく」「より手軽に」との方向に動いている。この大きなうねりは止められるものではない。

 「我々のサービスは既存の葬儀業者さんあってのものです。敵対するつもりはありません。インターネットを使えば24時間365日の受付が可能です。この仕組を業界全体とシェアして、今後も共存していければと考えております」

 便利で価格の面でも手によりやすいサービスでも、知らなければ選択のしようがない。病院で亡くなれば、その日のうちにもご遺体の搬送を求められる。悲しみに沈んでいる間もなく、病院と取引のある業者がやってきてあれよあれよという間に事が進み、いつの間にか思ってもなかったような金額の見積書にサインをするはめになった。そんな経験のある人も多いはずだ。

 これまでは「葬式とはそんなもの」と済ませてきたが、特にコロナ禍が突きつけたニューノーマル後の世界はこれを許さないだろう。大切な人が亡くなったそのときになって慌てないよう、事前にどのようなサービスがあるのか意識しておくことが重要だ。

(タイトル部のImage:patpitchaya -stock.adobe.com)