終活をアウトソーシングする

 親と老後や介護、葬式や墓のことについて突っ込んだ話をしたことがあるだろうか? 少なくとも筆者はなかった。

 人生の最晩年のあれこれは、決して楽しい内容ばかりではない。誰もが先送りにしたいと思いがちだ。結局、いつの間にか介護が始まり、いつの間にか亡くなる。そんなケースが大半だろう。

 「第三者が入ることで、相談のきっかけになる」と遠藤氏はいう。

 「依頼主本人の終活、依頼主の親、叔父叔母、などいろいろなパターンはあるのですが、まずやるのはゴールの設定です」

 介護が必要になったとき、どんな施設に入りたいか。終末期の医療はどういったものを選びたいか。お墓はどうしたいのか。望む「ゴール」を明確にすることで、コース選びもはっきりする。

 「マラソンだって42.195キロ先にゴールがあるから走れるのであって、それなしでは競技にならない。人生だって同じなのです」

 ゴールが決まれば、そこに至るまでの具体的な相談だ。

 「大切なのはやっぱりお金のこと。貯金、不動産、もちろん借金などについても細かく聞き取ります。その上で、可能なコースづくりのお手伝いをするのです」

図にあるような様々な関連項目に対応してくれる(資料提供:LMN)

 要介護状態であれば、担当のケアマネジャーが似たような相談に乗ってくれるかもしれない。しかし、自立状態であればそれもできない。また、ケアマネジャーは介護保険サービスの相談に乗ってはくれても、相談者の資産状況などを細かく聞き取り検討することはない。

 つまり、LMNは介護保険サービス以外の終活についても相談に乗るわけだ。