親と縁を切りたい人が急増、100万円が目安

 ここまで見てきたように、終活のアドバイスと介護や医療における手続きなどの実務を行うLMNだが、最近とみに増えているのが「全てを任せたい」という相談だ。

 「長年没交渉だったが、身体が弱ってきて心細くなったのか突然のように連絡してきた親をなんとかしたい。子どもの頃に散々虐待を受け、逃げるように故郷を飛び出した今になってその親からめんどうを見てくれと矢の催促。借金を抱えて首が回らなくなった親を持つ。そういった方々からの問い合わせが増えているのです。要するに親と縁を切りたいということですね」

 例えば親との縁を切りたいと考えるBさんと、その親の間にLMNが入り、連絡係として機能することでBさんと親の接触を減らす。これが実際の方法だ。

 ただ、「縁を切る場合にも段階がある」と遠藤氏は言う。

 「親と距離を置きたいという方々にも、何かあったときは連絡を取りたい方もあれば、何があっても一切係わりたくない、死んだときだけ知らせてくれればいい、という人もいらっしゃいます」

 連絡の窓口としてLMNが間に入るわけだが、親子の状況によってかかる料金は違ってくる。

 「親御さんにお金がある場合は、介護や医療についてもそちらで算段できるでしょう。親御さんにお金がない場合はご依頼主である子ども世代に負担を相談するか、最悪の場合は親の生活保護などの検討をしなければなりません。人それぞれケースバイケースなのですが、一応の目安として、100万円ほどで、まるまる我々にお任せいただくことができます」

 内訳はこうだ。LMNへの登録料が16万5000円、「介護・医療の手続き」「葬儀・供養」「死後片付け」などのライフサポートが24万2000円、加えて月に一度の面会などの定期サポート(5年分)が66万円。合計が106万7000円となる。

 「80歳以上であれば『特別終身一括プラン』として88万円のコースも用意しています」