団塊ジュニアが見る親の姿

 「8050問題」という言葉がある。「80代の親元に50代の引きこもりの子世代がいる」という構図が引き起こす問題を指す。さらに最近では70代の親が40代の子ども世代を支える「7040問題」の構図も目立ってきた。

 遠藤代表は「7040問題」には別の視点もあると語る。

 「今の80代以上の人は、戦前の家長制度を良しとする教育を受けています。誤解を恐れずざっくり言うと『親の面倒を見るのは子の務め』という教育です。そんな親に育てられた50代はまだギリギリ親の面倒を見ようとする。ところが今の70代は戦後の教育の中で育ったひとたちです。特に70代前半、つまり団塊世代はあからさまな『アンチ戦前』の風俗の中で育った。そして今、『親を捨てたい』と相談してくるのはほとんどが40代の子ども世代なのです」

 もちろん良し悪しは別だ。しかし、親に対する目線は絶対的に変わってきている。だからこそ終活はより重要な問題となる。備えあれば、憂いは少しくらいは減るかもしれない。

 40代以下のあなた。これを機会に親と自分の終活について考えてみるのはどうだろう。

(タイトル部のImage:patpitchaya -stock.adobe.com)