サロン効果も期待大

 脳疾血管疾患のために四肢に麻痺の症状が残ったが、症状が安定すると病院に退院を迫られる、といった例が増えている。一定以上の入院日数を超えると、診療報酬が減額されるためだ。回復期リハビリテーション病院では、毎日120~180分のリハビリができていたのに、退院後にリハビリの質と量を維持できる機会がない。症状が安定したとはいえ、以前のような体力はない。社会復帰は難しいのだが、行き場がなく引きこもってしまう。こうしたケースが今後全国で多く見られるようになると考えられる。

 まさに前述のようなケースで悩んでいた方50歳代の男性に、担当のケアマネジャーが紹介したのが機能訓練型デイサービスのスイッチ宮前だった。40~64歳までの介護保険第二号被保険者でも、がんや筋萎縮性側索硬化症、脳血管疾患など、16種類の特定疾患であればデイサービスなどの介護保険サービスを使うことができる。

お互いに気軽に情報交換ができるような雰囲気を目指したカフェコーナー

 「『機能訓練型デイサービスで運動することで、人生に張りが出た』また『同じ疾患を持った同年代の人が集まり、励ましあえる。ここに来て仲間ができた』、そうした声をたくさん聞くようになったのです。実際みなさん仲良く楽しそうにお話をしている。これがまたいい。そのため、ウェルビスタ ケアスタジオでは、ご利用のみなさんがリハビリの前後にゆっくりくつろげる場所を提供したいと考え、カフェコーナーを設けました」(白木氏)。

 既述のように、ウェルビスタ ケアスタジオは、介護保険サービスと保険外サービスを同時一体的に提供するところに一番の特徴がある。介護保険外の機能訓練は1回120分で1万6800円(税別)だ。介護保険サービス利用者と保険外利用者へ、それぞれのメニューを一体的に提供してくれる。

 「もちろん利用者ごとに、個別の訓練メニューを作成します。最終的な目標は『社会復帰』ですので、四肢麻痺の回復訓練など基本的なものに加え、自動車の運転などについても、専用のリハビリシステムを用意しています。訓練は週に2回、これを2カ月程度続けることで一定の効果が期待できると考えています」(白木氏)