最新鋭のリハビリ機器

 レッドコード以外にも、トレーニングマシンが複数台用意されており、体力の回復をこれらの機器を使って支援する。また、ドライブシミュレータ「コグトレーナー」も設置されており、就労において運転が必要となる方に対して訓練を提供する。

 さらにユニークなのは、「IVES(アイビス)」という、微弱な電気刺激を筋肉に送るリハビリ機器を用意していること。「筋肉の動きを電気信号として読み取り、動きに応じた電気刺激を筋肉に与える。筋肉を少し動かしただけで、意図した動作が可能となり、今まで諦めかけていた動作を再学習することが可能となる」(白木氏)。

微弱な電気刺激で筋肉を活動させるIVES(アイビス)

 脳に障害が起こると、筋肉を動かす脳からの指令が弱まってしまうことがある。IVESは微弱な電気刺激を麻痺のある筋肉に伝えることで、麻痺した部分の活性化が期待できる。

 同スタジオに駐在する複数のリハビリ専門家により、こうした機器も使ってリハビリを続けることで、より高い効果ができるわけだ。「私たちは、リハビリによって身体的な自由を取り戻すサポートに加え、精神的・社会的にも良好な状態であるwell-beingの現実を目指しています。そのため、前向きになれる開放的な空間で仲間とくつろげるコミュニティの場をご用意し、さらには、当社での就労支援も支援することで、ご利用者をサポートしてまいります」(白木氏)。

 人生100年時代と言われる今、長生きだけを考えていたのでは幸福な老後は望めない。いかに元気で過ごすか、健康寿命の増進は火急の課題だ。

 そのためにも、個人が自由に選択できる保険外サービスのなおいっそうの充実が望まれる。また、保険サービスとの併用についても、さらなる議論が必要だ。後期高齢者が急増する2025年はもうすぐそこまで来ているのである。

(写真:末並 俊司)

(タイトル部のImage:ユニマット リタイアメント・コミュニティ)