「マスクをスマートに扱う」

 マスクが生活に欠かせない日常品となったことで、「マスクをスマートに扱う」商品にも注目が集まり始めた。マスクを一時的に取り外したり持ち運びしたい場面が増える一方で、使用済みのマスクを机の上に置いたり、鞄やポケットに直接入れて持ち運ぶのは抵抗感がある。そんな時に役立つ製品として、雑貨メーカーが開発に力を注いでいるのが「マスクケース」だ。

 アシストオンで人気があるのが、珪藻土を用いたバスマット「soil」などのヒット商品を生み出した石川県のイスルギのマスクケース。天然の珪藻土の大きな特徴である消臭性能を生かした製品になっている。ケースの素材に、ポリエステル糸に珪藻土を練り込んだ特殊生地を採用。また、珪藻土の粒などを入れた不織布製の内袋を用意した。さらに内側には仕切りがあり、未使用のマスクと使用済みのマスクを分けて収納できるなどの配慮をしている。

珪藻土を用いたバスマット「soil」などのヒット商品を生み出した石川県のイスルギのマスクケース

 また、山梨県市川大門の和紙メーカーの大直が世界的なデザイナーの深澤直人氏とともに作った和紙製の鞄・雑貨ブランド「SIWA |紙和」も、このマスクケースを5月販売し始めた。ケースの生地には、和紙特有の風合いがありながらも破れにくく、耐水性のある「ナオロン」という新素材を使用。ケース自体が封筒のように薄く、鞄やコートのポケットなどにしまいやすいのが特徴だ。今後同社は、同じナオロンを使ったマスクも販売する予定だ。繊維のように毛羽立ちがないため肌に優しく、かつ何度も洗って使い込むほどに柔らかくなって馴染んで愛着が湧くという、機能性にとどまらないマスクの魅力を訴えていく。

和紙製の鞄・雑貨ブランド「SIWA |紙和」のマスクケースとマスク

 使用中のマスクを一時的に保管するケースだけではなく、使用前のマスクを自宅にストックするためのケースも、アシストオンでは売れているという。奈良県生駒郡のインテリア雑貨メーカー、山崎実業では1カ月分(約30枚)のマスクを収納できる「マスクホルダー」を発売。ケースの背面にマグネットが付いており、玄関扉などにくっつけることができる。外出時はケースの底面からマスクを引き抜いて使用する。