「3省2ガイドライン」対応などをアピール

 加えて、AWSではセキュリティ・コンプライアンスを最優先事項としていると強調する。医療情報システムに関する厚生労働省、総務省、経済産業省が定めた「3省2ガイドライン」に対応し、「医療情報システム向けAWS利用リファレンス」をAWSパートナー各社にて改定・公開済みであることを説明。「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)にも登録されている。この点は大きな優位性だ」(佐近氏)とする。

テクノロジーのみならず、セキュリティ・コンプライアンス重視の姿勢も高く評価されている(出所:オンラインセミナーのスクリーンショット)

 セミナーに登壇したアンターは、Doctor to Doctor(DtoD)のオンラインサービス「AntaaQA」を主軸とするスタートアップ。医師が実名で登録し、オンライン上で医師同士が質問と回答を交換できる仕組みで、2020年5月には登録医師数が1万人を突破した。質問の内容は患者の症状、診療方針、研究、論文内容など多岐にわたる。

 2016年の起業時からAWSを採用するが、中山氏はその決め手を「3省2ガイドライン(当時は3省3ガイドライン)への対応、そしてスタートアップにとって相談しやすい空気があったこと」と話す。2020年5月24日に開催したDtoDの大規模オンラインカンファレンス「つながるちからフェス」は、急遽決定したにもかかわらず、配信システムなどでAWSが全面協力。15時間にもおよぶ生配信とアーカイブ提供をサポートした。中山氏は「AWSには自分たちのやりたいサービスをバックグラウンドでしっかり支えてくれる安心感がある」と語った。

*なお、セミナー後半に実施されたパネル討論の様子は第2弾記事でお伝えする。

(タイトル部のImage:patpitchaya -stock.adobe.com)