「通院までの心理的ハードルをなくしたい」

 ユーザーからは、「これまではネット検索で個別に情報を収集するしかなかったが、統計データで自分の立ち位置が客観的に分かって嬉しい」「新しい選択肢を知ることができた」などの声が届いているという。これから体外受精を始めようとしている夫婦は、「治療期間や費用の目途が分かって、心構えができた」という。

 30代後半になってから妊娠を考え始める女性の中には、体外受精から不妊治療を始めようと考えている人も多いようで、「統計データを見て早めに受診しようと思った」という感想も届いた。「通院までの心理的ハードルをなくしたいという思いが実現できた」と角田氏は胸をなでおろす。

 著名人の高齢出産がメディアで取り上げられることも多いが、それはほんの一握りの人の例で、涙をのんで妊娠を諦めている人も多いという。その上で、今後、妊娠や出産を検討する若い世代の人たちに「新しい選択肢を残せる世の中にしたい」と角田氏は意気込む。