プレーヤーが多いことは追い風に

マイクロRNAを用いたがん発症リスクの判定には、様々な企業が乗り出してきています。キユーピーならではの価値や強みは何でしょうか。

河野氏 冒頭に話したように、食品メーカーだからこそのアプローチが強みです。がんは国民の2人に1人が罹ると言われる病気。マイクロRNAを改善することが発症リスクの抑制につながるとの明確な指標を示すことができれば、普段の食生活から行動変容を促すことができるようになります。それが、キユーピーが目指す最終ゴールです。

食品メーカーならではのアプローチでがんに立ち向かう(写真:小口 正貴)

 プレーヤーが多いことは逆に追い風と捉えています。一昔前はマイクロRNAって何?という人がほとんどでしたが、“血液1滴で検査できる”というインパクトのおかげか、だいぶ認識されてきたように思います。実用化が始まれば、マイクロRNAの認知度は一気に高まるはずです。そこまで行けば、目指すゴールにぐんと近づくでしょう。

(タイトル部のImage:小口 正貴)