電子タグ付きカプセル錠で患者の服用を確認

 このシステムでは、薬剤師が遠隔で患者の服薬状況を管理することも可能だ。患者が服薬のため薬のボトルを開封すると、それを検知して医師や薬剤師に情報を送る仕掛けだ。

 また、パートナー企業のクオリカプスでは、米etectRxが提案・発明し現在FDA(米国食品医薬品局)に認可申請中の、個々のカプセル錠剤自体に電子タグを付けたハードカプセルを導入している。同カプセルは、服用すると胃液に反応して発電し、スマートフォンなどに通知を送るもの。データは記録され、患者の家族も確かに本人が薬を飲んだかどうか、飲み忘れをチェックできる。クラウド上で薬剤師が服薬状況を確認することも可能だ。

カプセルに内蔵したセンサーが胃液に反応してスマートフォンなどに通知。正しい薬を正しく服用したという履歴管理を、患者やその家族、医療従事者側とも共有できる(出所:サトーホールディングス)

 このようにして医師や薬剤師、介護者などと薬の使用者との間で医療情報の共有・管理できる環境を構築する。それが5社が目指す最終的なコンセプトイメージだ。