協働する契機となった偽造防止システムの開発

 この5社による共同開発がスタートしたきっかけについて、マイクロ・テクニカの柴崎氏は「サトーヘルスケアとの共同開発で偽造防止マーキングシステム『KiiSpot(キースポット)』を昨年9月にリリースした。その延長上で今回のプロジェクトがスタートした」と話す。

マイクロ・テクニカの柴崎誠氏(写真:新関 雅士)

 キースポットは暗号アルゴリズムによってバーコードに偽造防止マークを印字することで、誰でも確実に真贋判定ができるシステムだ。こうした偽造防止対策の商品は、特に偽造薬が多く流通する海外でニーズが高いという。

 「外箱に貼るラベルに印字するキースポットは、その箱を開封する卸までを対象とした偽造防止対策。薬一品一品には貼れない。今回はRFIDを用い、その先の薬局や薬の使用者、介護者を視野に入れた仕組みをつくろうと考えた」とサトーヘルスケアの須賀氏。

 ボトル1つ1つ、PTP包装シート1枚1枚にタグを付けていくためには、資材メーカーも入って共同開発していく必要がある。こうして5社の取り組みが始まったのだ。