2020年1月31日に設立されたNTTe-Sports。NTT東日本、エヌ・ティ・ティ・アド、NTT西日本、NTTアーバンソリューションズ、スカパーJSAT、タイトーの共同出資によって誕生した会社だ。

同社は今年8月、東京・秋葉原に「ICT×eスポーツ」を通じて新しい文化・社会を創造する交流施設「eXeField Akiba(エグゼフィールド アキバ)」を開業した。この施設は、単にeスポーツを楽しんでもらうだけのものではないという。真の狙いはどこにあるのか――。同社 代表取締役副社長の影澤潤一氏に聞いた。

NTTe-Sports 代表取締役副社長の影澤潤一氏(写真:寺田 拓真)

eXeField Akibaを設立した狙いを教えてください。

 eスポーツを“1つの文化”として定着させて、日本の地域活性化に貢献したいというのがコンセプト。eXeField Akibaはそのコンセプトに基づく第一歩であり、将来的にはここで蓄積したノウハウをそのまま地域に広めていきたいと考えています。

 加えて、eスポーツやゲームを通じて新たな共創の場を提供したいとの思いがあります。ゲーム特化型の暗いイメージではなく、白を基調にして開放感のある空間にしたのはそのためです。もちろんゲームのプレイエリアはありますが、ゲーム配信に必要なオペレーションブース、回線システムのラックなどもすべて見えるようにしてショールーム的な側面を強く示しました。

「eXeField Akiba」(出所:NTTe-Sportsのプレスリリース)

 eスポーツではゲーム観戦も非常に大事な要素なので、皆さんが交流するために必要な飲食コーナーにもかなり力を入れています。eXeField Akibaでは銀座スエヒロさんと一緒にやっていますが、不定期で地域の老舗や飲食店と提携することを想定しています。eスポーツを軸にしたアンテナショップをイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。

 例えば今週は山形フェアと銘打って山形の食材や料理を提供する。そして山形にいるプレイヤーとコミュニケーションを取りながら一緒に楽しむといった形です。いずれ地域に施設が広がった暁には、ぜひ地域のお店に入ってもらいたい。