利用者それぞれの細かな条件に対応

 住宅街の入り組んだ狭い道。日々変わる利用者の状況。車いすの要・不要。歩行器の要・不要……などなど。介護施設の送り迎えでは考慮しなければならない事柄が一般的な送迎に比べて格段に多い。

 そこでジオインフォシステムが開発したのが「GeoRouterCare」だ。利用者ごとの細かい条件を事前に登録することで、日々の諸々の条件をシュミレーションし、最適コースを瞬時に割り出してくれる。

「GeoRouterCare」のデモ画面。利用者の氏名・住所などの条件をあらかじめ入力する(画面の氏名や住所などはダミー)

 「例えば、『助手席は不可』という方もいらっしゃいます。そのような条件も登録可能です」

 バンやワゴン車などの場合、1列目の座席、つまり運転席と助手席は後部座席に比べて乗り口が高くなっている。高齢になり、足元に不安がでてきたために、前列シートの高さまで登れないといった悩みも生じる。

 また逆に「前方が見えていないと不安を覚えるので」と助手席のみ希望する方もいる。GeoRouterCareはそうした、まさにかゆいところに手が届く条件にも対応可能だ。送り迎えの希望時間。施設にある車の台数。その車種。送迎車の利用車定員数。車いす座席の数。歩行器の積み込み可能数。助手席希望・忌避──。

 そしてユニークなのが「同乗制限」という条件だ。