Joinを利用して画像検査データを大病院と共有

 チームメディカルクリニックは、整形外科・脳神経外科の外来診療と自由診療による人間ドック・健診が運営の柱である。人間ドックや健診の予約はWebで行い、問診の入力も事前にスマートフォンでできるようにした。

 予約が不要の外来診療では、診察券(QRコード付き)をスマートフォン内に取り込むことが可能で、再診時の受付の際にはQRコードをリーダーにかざす。診察の順番が近づくとメールで通知されるため、クリニックの外で待つこともできる。外来初診時の事前問診は受付備え付けのiPadを用いて患者自ら入力し、問診内容は即座に電子カルテに転送されて診察問診に生かされる。

健診受診票のQRコードを各検査機器のリーダーにかざした後に、検査方法をガイドするアニメーションに従い検査を行うとデータは直接健診システムに送られる

 さらに、ICT活用の目玉となるのが、アルムのMySOSとJoinの活用だ。人間ドック・健診結果は、画像検査データも含めMySOSの機能の一つである「マイカルテ」に転送される。受診者はいつでも見られ、経時的に管理できる。もし、他の医療機関で再検査や受診する場合は、アプリ内のQRコードを提示することで参照許可を与え、データを参照してもらえる。

健診受診者はMySOSのマイカルテ機能で健診結果を管理・活用できる(出所:アルム)

 Joinについては、画像検査などで異常が疑われた場合に近隣の東京慈恵会医科大学附属病院や虎の門病院の専門医と画像データを共有して、チャット形式によるコンサルティングを受けるために用いる。特に脳ドックの結果は、Joinを利用して慈恵医大の脳神経外科専門医と常に共有している。チームメディカルクリニックでは同大附属病院の石橋敏寛氏が非常勤で脳神経外科外来を担当しているが、「不在のときなどにJoinには何度も助けられ、患者に適切な対応が即座にとれた」(小橋氏)という。

連携医療機関の専門医からのコンサルティングや遠隔画像読影に使われているJoin(出所:アルム)

 検査画像の読影については、アルムと協業している遠隔画像診断サービスを提供する京都プロメドとも契約している。Joinを利用した遠隔画像診断を併用し、ダブルチェックによる確実な画像診断を行っている。