「食事に対する個別化がもっと必要に」

 Chapela氏がCEOを務めるSuggestic社では、家庭でのメニューガイドや適切なレストランをAIで提案する機能を備えた栄養指導アプリ「Suggestic - Precision Eating」を提供している。「ユーザーの身体が必要としているもの」を提案するとともに、「個人の食の好み」まで反映できる。

Suggestic社 Co-Founder & CEOのVictor Chapela氏

 Chapela氏は、日本からの問い合わせが多いことなど、日本人の「食事に対する関心の高さ」に着目しているという。今後は「食事に対する個別化がもっと必要になるだろう」(同氏)とした。

 スギ薬局は2019年3月に歩数計アプリ「スギサポ walk」の展開を開始した。今後は、ユーザーに対して「食事にもアプローチしてもらえるように取り組む」(同社の増田氏)と意欲を見せる。画像解析や管理栄養士によるパーソナルなコーチングを提供していくことで「食事に興味を持ってもらうとともに、別サービスへの展開や店舗への送客にもつなげていく」(同氏)とした。

スギ薬局 経営企画本部 セルフケア推進室 室長の増田瞬氏

 モデレーターの上田氏は、生活習慣の改善に対して「これまで以上のアプローチを実現するためには、他社やアカデミアなどとのコラボレーションも重要になる」と指摘。単体で実現できることは限られることから、多くの企業や研究機関などの参画を呼び掛け、セッションを締めくくった。

メドピア/HIMSS & Health 2.0 Japan 統括ディレクターの上田悠理氏


(タイトル部のImage:近藤 寿成)