2021年夏の日本導入を目指す家庭用AED

 家庭用AED「ハートスタートHS1 Home」は、日本での新しい市場を開拓する製品として発表した。AEDは公共機関や駅、学校などにあるのが一般的だが、同製品は米国で唯一、医師の処方箋なしで購入が認められた初のAEDであるHS1シリーズの家庭版。2021年夏の日本導入を目指す。

家庭用AEDのハートスタートHS1 Home(写真:小口 正貴)
家庭用AEDのハートスタートHS1 Home(写真:小口 正貴)
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 心停止で亡くなる人の数は1日平均216人であり、交通事故死の24倍、火災事故死の53倍となる。しかも総務省の調査によると、日本で心停止によって住宅で亡くなる人の割合は66%を占める。同社 コネクテッドケア事業部 事業部長の田口賢氏は「心停止から1分経つたびに救命率は7〜10%下がると言われる。救急車の到着時間は平均8.7分ほどのため、応急救護が非常に重要になってくる」と述べ、家族を救うためにも家庭用AEDを準備することが大事だとした。

フィリップス・ジャパン コネクテッドケア事業部 事業部長 田口賢氏(写真:小口 正貴)
フィリップス・ジャパン コネクテッドケア事業部 事業部長 田口賢氏(写真:小口 正貴)
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 重さは約1.5kgで簡単に持ち運べるコンパクトサイズ。ボタンを押すだけで電源が入り、音声ガイドにあわせて操作ができる。一般市民がAEDを使用した割合はおよそ5%ほどだそうだが、田口氏は宮崎県の小学校でAEDによって児童が蘇生した例を示しながら「早い段階で心肺蘇生が行なわれれば生存率も社会復帰率も上がる。家庭での心臓突然死ゼロを目標にしたい」と語った。

(タイトル部のImage:小口 正貴)