炎症活動性の有無を数値で表示

 EndoBRAIN-UCは、超拡大内視鏡と狭帯域光観察(NBI)を組み合わせて観察することで得られる微細な血管などの情報をAIが解析し、潰瘍性大腸炎の炎症状態を評価してくれるソフトウエアである。

EndoBRAIN-UCの判定結果例(提供:オリンパス、以下同)
EndoBRAIN-UCイメージ

 潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる炎症性疾患。罹患者は国内に16万人以上いるとされ、国が定めた指定難病の一つだ。完治するのが難しいとされ、炎症が強い活動期と比較的穏やかな寛解期を繰り返すため、薬による内科的治療で炎症を抑えて症状をコントロールすることが重要である。

 治療方針を決定する際には、大腸内視鏡検査で炎症活動性の有無を定期的に評価する必要がある。ここにEndoBRAIN-UCを活用して潰瘍性大腸炎の炎症活動性の有無を数値で示すことで、検査中に病理診断を予測し、治療方針の判断を支援することができる。なお、通常検査で行われる内視鏡操作と連動して判定結果が表示されるため、医師による追加の操作は必要ない。

EndoBRAIN-UCの概要

 EndoBRAIN-UCの性能評価試験では、感度(潰瘍性大腸炎の寛解期の画像のうち正しく寛解期と評価された画像の割合)95%、特異度(潰瘍性大腸炎の寛解期ではない画像のうち正しく寛解期ではないと評価された画像の割合)91%、正診率(潰瘍性大腸炎の寛解期・活動期の画像のうち正しく寛解期・活動期と評価された画像の割合)92%であることが確かめられたという。

(タイトル部のImage:monsitj -stock.adobe.com)