経済産業省主催の「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト(JHeC)2020」(2020年1月23日に開催)では、病児保育ネット予約サービス「あずかるこちゃん」を手掛けるCI Inc.がビジネスコンテスト部門のグランプリを獲得した(関連記事:[詳報]経産省ヘルスケアビジコン、5代目グランプリ決定)。

 今回が5回目の開催となる同コンテストでは、過去4回のグランプリ受賞者のうち3人がパネリストとして登壇したパネルディスカッションが実施された。登壇したのは次の3人だ。

 まずは、2019年グランプリ受賞のカケハシ 代表取締役CEOの中尾豊氏。同社は、患者のより良い薬局体験を目的としたクラウド型の電子薬歴・服薬指導システム「Musubi」を2017年8月にリリース。導入店舗を順次拡大している(関連記事:【スタートアップ探訪】社長の意思決定を待つ社員はここにいない)。

パネルディスカッションに先立ち、昨年度グランプリ受賞者経過報告として現状をプレゼンしたカケハシの中尾氏(写真:剣持 悠大、以下同)

 次に、2018年グランプリ受賞のmediVR 代表取締役社長の原正彦氏。同社は、仮想現実(VR)技術を応用して歩行に必要な運動能力などを総合評価するリハビリテーション用医療機器「mediVRカグラ」を2019年3月末にローンチ。病院などへの導入を進めている。

 そして、2017年グランプリ受賞のトリプル・ダブリュー・ジャパン 代表取締役の中西敦士氏。同社は、超音波センサーで膀胱の変化を捉えて排泄のタイミングを知らせる排泄予測デバイス「DFree」を、介護施設やリハビリ病院、さらには一般家庭などへ展開している。

 モデレーターを務めたのは、Kicker Ventures, LLC CEOの清峰正志氏(清峰氏による本誌コラム:シリコンバレーVCが見る ヘルスケアイノベーション)。ディスカッションは大きく4つのテーマに分けて進行した。

モデレーターを務めたKicker Venturesの清峰氏