2万人の登録を目指す

 今年以降は、予防・治療薬の治験参加希望者に対しての参加支援も実施する。これまですでに、米ACTCやエーザイなどによる国際官民パートナーシップ型治験の「AHEAD」にJ-TRCコホートからの治験参加が始まっている。あわせて、J-TRC研究で採用した島津製作所による血液バイオマーカーの有効性についても注目したいところだ。低侵襲なAβスクリーニングが高額かつ時間のかかるPET検査の精査を効率化できる可能性は高い。

J-TRC オンサイト研究の参加状況(2022年1月18 日時点)。オレンジ線は累計、青線は週毎の組入数(出所:東京大学/AMED)
J-TRC オンサイト研究の参加状況(2022年1月18 日時点)。オレンジ線は累計、青線は週毎の組入数(出所:東京大学/AMED)
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 「認知症の当事者、家族、国民の期待に応えるAD予防薬の実用化が、いよいよ現実味を帯びてきた。今後、複数の薬剤の治験が展開される。最終的にはJ-TRCコホートへの2万人の登録を目指し、ADの超早期治療に貢献したい」(岩坪氏)

(タイトル部のImage:出所はJ-TRC記者発表会広報事務局)