日立製作所は、シニアの社会参加を促進するスマートフォンアプリ「社会参加のすゝめ」を開発した。2022年4月ローンチ予定で、一般向けに無償公開する。

アプリ「社会参加のすゝめ」の画面イメージ (出所:日立製作所)
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アプリ「社会参加のすゝめ」の画面イメージ (出所:日立製作所)
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アプリ「社会参加のすゝめ」の画面イメージ (出所:日立製作所)

 ローンチ時点で備える機能は大きく2つ。1つは、スマホのGPSを使って行動を自動的に記録し、現在の“社会参加度合い”を計測する機能。外出・行動状況などを測定し見える化する。自身の社会参加状況は普段意識するものではないことから、しっかり認識することで「1つ上のレベルに挑戦するためのきっかけにしてほしい」と、同事業のプロジェクト・リーダーを務める日立製作所 金融ビジネスユニット 金融第二システム事業部 技師の鎌田裕司氏は説明する。

 もう1つは、アプリを共同開発した日本老年学的評価研究(JAGES)機構の研究成果をコラムとして発信する機能。JAGESは健康長寿社会を目指した予防政策の科学的な基盤づくりを目標とした研究プロジェクトで、「社会参加をすればするほど健康でいられる」といった研究に取り組んでいる。「ちょっとした読み物として提供することで、社会参加を通じた介護予防のための知識獲得と行動変容を促す」(鎌田氏)。

日立製作所 金融ビジネスユニット 金融第二システム事業部 技師の鎌田裕司氏(出所:日立製作所、以下同)
日立製作所 金融ビジネスユニット 金融第二システム事業部 技師の鎌田裕司氏(出所:日立製作所、以下同)
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 今回のアプリの狙いは、社会参加行動の計測を通じて介護予防効果をひも解くデータベースを構築すること。そして、そのデータベースを民間企業や自治体などと共有して社会参加を後押しするサービスや取り組みをデータに基づいて創生し、利用者に還元するサイクルを実現することにあると説明する。それに向けて、様々な企業や自治体などと連携するエコシステムを構築していく考えだ。