匂い成分から腸内フローラの状態を推定

 京セラ 研究開発本部 メディカル開発センター所長の吉田真氏は、現在開発中の便の匂い検知デバイスを紹介した。「匂い成分から腸内フローラの状態を推定する取り組みを考えている。まず、日常生活で使うトイレで無意識にデータ収集と計測ができる。次に便臭のガス組成から腸内フローラを推定し、個々人の栄養状態、ストレス負荷などを把握したい。最終的に個々人の健康状況に沿ったアドバイスができるようになれば」(吉田氏)。

京セラ 研究開発本部 メディカル開発センター所長 吉田真氏

 具体的な技術詳細はまさにこれから研究するとしながらも、デバイスは2〜3年後をメドに完成を目指すという。AuBでは腸内細菌データを提供し、センシングで取得した匂いデータとの関連性を京セラがAIによって解析する。鈴木氏は「便の匂いから腸内フローラの傾向を診断できるようになれば、現状、課題となっている検査にかかる費用や時間を克服し、より利便性の高いデバイスが実現できるのではないか」と期待を寄せた。

会場に展示されたデバイスのコンセプト(手前の縦型のもの)

(タイトル部のImage:小口 正貴)