睡眠系スタートアップのブレインスリープ(東京都千代田区)は2022年2月22日、2つのNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)製品の発売を開始したとして、オンライン記者発表会を開催した。同社は、スタンフォード大学医学部精神科の西野精治教授が創業し、最高研究顧問を務める。NMNは、生命の維持に欠かせないNAD(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)を増やし、長寿遺伝子と呼ばれるサーチュインを活性化させ、老化を制御する効果が注目されている食物成分。サプリメントを中心に製品化が進められ、人気を集めている。

 今回、ブレインスリープが発売を開始したNMNサプリメント「ブレインスリープNMN9000」(上写真の左)と「ブレインスリープウォーター<レモンフレーバー>」(同右)は、睡眠の老化の抑制に着目したユニークな商品だ。同社CEO(最高経営責任者)の道端孝助氏は、「老化が進むと睡眠時間が短くなるだけではなく、深く眠れる時間が圧倒的に減少する。NMNを摂取しサーチュインを活性化させることで、睡眠も老化制御できる可能性が高い」と語った。

新商品投入の狙いを語ったブレインスリープの道端孝助CEO
新商品投入の狙いを語ったブレインスリープの道端孝助CEO
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 「ブレインスリープNMN9000」は、1袋(90粒・30日分)に、純度99%以上の国産NMNが9000㎎配合されているNMNサプリメント。NMNに加えて、睡眠の質の向上やストレス緩和に役立つとされるGABA、グリシン、ウコンに含まれるポリフェノールの一種で肝機能の向上や抗老化効果が注目される還元型クルクミン、疲労回復などに欠かせないビタミンB群など20種類の成分を配合している。同社が30~50歳の男女17人を対象に実施した体感評価調査では、ブレインスリープ NMN 1日1回3カプセル(300㎎)を摂取し続けることで、2週間後には睡眠の質が向上し、不安感や疲労感が軽減し、仕事の業務効率が改善する傾向がみられたという(図1)。

図1●「BRAIN SLEEP NMN」による体感評価
図1●「BRAIN SLEEP NMN」による体感評価
同社が30~50歳の17人を対象に行った「BRAIN SLEEP NMN」の体感評価では、「睡眠の質」では「寝つき度」や「リラックス」、「業務効率」では「業務効果」や「集中力」などで高い評価が得られた(出所:ブレインスリープ提供資料、以下同)
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 「NMNは大量生産が難しく高価格で製品化されてきたが、生成方法が安定化して、高精度のものを比較的低価格で提供できるようになってきた」と道端氏。純度の高い国産NMNの中には1カ月分で10万~30万円程度の高額商品もあるが、「ブレインスリープ NMN9000」は、NMN量が高水準かつ、睡眠の質や疲労回復に役立つと考えられる成分を加えた上で30日分(90カプセル)の定価が3万2400円(税込)であることが注目ポイントだ。