経済産業省が設置した「Healthcare Innovation Hub(通称:InnoHub)」は2020年4月23日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19、以下新型コロナ)対策に向けたオンライン参加型のアイデアソンをAI Samuraiと共同で開催した。

 冒頭、主催者の1人である経産省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課の鈴木 敦氏は「閉塞するコロナ禍の環境を打ち破るようなアイデアを募って、新型コロナ対策をサポートしたい」と、アイデアソンの目的を語った。個人、企業、学生を問わず門戸を広くして募集をかけ、当日は3つの企業、2人の個人が参加した。

オンラインアイデアソンに参加した経産省の鈴木氏(写真:オンライン画面のキャプチャー)

 今回はキックオフミーティングの位置付けとし、まずは参加者同士がオンライン上でアイデアを共有。その上で実現可能性のあるアイデアについては後日あらためてブラッシュアップの機会を設けることとした。

 この企画を主催したInnoHubは、ヘルスケア、ライフサイエンスに関連する事業相談窓口で、2019年7月に設置された(関連記事)。研究開発で多額の資金を要するベンチャー企業などに、適切な資金調達や人脈づくりの場を提供している。

 対象はベンチャー企業に限らず、大企業の新規事業部門、大学研究機関、さらには投資家までと幅広い。各分野の専門家である「アドバイザー」、商社、金融、医療、ベンチャーキャピタル(VC)、自治体、関連省庁らの「サポーター団体」と対象者とのマッチングを行い、ビジネス創出を支援する。その先にはコミュニティーの醸成を通じたベンチャーエコシステムの構築を目指す。

InnoHubのスキーム(出所:Healthcare Innovation Hub公式ホームページ)

 共催のAI Samuraiは、同名のAI特許審査シミュレーションシステムを開発するITベンチャー。同社 代表取締役社長兼CEOの白坂 一氏はInnoHubアドバイザーに名を連ねている。