国内外31社の46機器がつながる

 スマート治療室「SCOT」は、海外展開を強く意識している点も大きな特徴だ。「世界的な普及を目指し、まずは東南アジアを皮切りに、米国、中東、ヨーロッパへと販売地域を拡大していく」と、国内外へのスマート治療室の販売・施工を担当する日立製作所 外科治療ソリューション本部 本部長の中西彰氏は語る。今回のハイパーSCOTについては、「スマート治療室の新たな可能性、有用性を示す重要な牽引研究と考えている。東京女子医大病院で臨床研究が開始されたことは、事業化に向けて大きな弾みになる」(同氏)とした。

 なお、手術室内のさまざまな機器から得られる情報をリアルタイムに統合するために重要な役割を担っているのが、「OPeLiNK」と呼ばれるミドルウエアである。国際標準ミドルウエア「ORiN」をコア技術として、デンソーが中心となって開発した。現在、国内外31社の46機器をつなげる状態にある。「集積した情報による優れた医療技術を世界に向けて配信することで、世界の医療水準の向上につながるのではないか」(デンソー メディカル事業室 室長の奥田英樹氏)。

スマート治療室の会見の登壇者。前列左から、東京女子医科大学の村垣善浩氏、理事長の岩本絹子氏、病院長の田邉一成氏、脳神経外科学教授の川俣貴一氏。後列左から、デンソーの奥田英樹氏、AMED 産学連携部部長の竹上嗣郎氏、日立製作所の中西彰氏
スマート治療室の会見の登壇者。前列左から、東京女子医科大学の村垣善浩氏、理事長の岩本絹子氏、病院長の田邉一成氏、脳神経外科学教授の川俣貴一氏。後列左から、デンソーの奥田英樹氏、AMED 産学連携部部長の竹上嗣郎氏、日立製作所の中西彰氏
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(タイトル部のImage:Beyond Health)