IoTなどを活用して睡眠の質を改善する、いわゆるスリープテック関連サービスをKDDIが2019年3月に開始した。睡眠計測デバイス「睡眠モニター 01」で睡眠状況を測定し、専用スマホアプリ「Real Sleep」で睡眠の質を定量的に確認できる。得られた睡眠データの分析結果を基に、利用者一人ひとりに適した睡眠改善のためのアドバイスも提供する。

今回協業した3社。左からニューロスペースの小林孝徳氏、KDDIの山田靖久氏、フランスベッドの上田隆司氏(写真:Beyond Health、以下同)

 企業向け睡眠改善プログラムを提供するベンチャー企業のニューロスペースと共同開発した。KDDIが展開するホームIoTサービス「au HOME / with HOME」の1サービスとして提供する。利用には、au HOMEの契約(月額490円)の他、「睡眠モニター 01」(2万5000円)、スマートフォンアプリ「Real Sleep」(無料)が必要。睡眠改善アドバイスを受ける場合は別途、月額300円のオプション料金がかかる。

イスラエルベンチャーのデバイスを採用

睡眠計測デバイス「睡眠モニター 01」

 睡眠計測デバイスは、イスラエルのヘルスケアIoTベンチャーであるEarlySense社製を採用した。同デバイスを採用した理由について、ニューロスペース 代表取締役の小林孝徳氏は「マットレスの下に置くだけで利用できる使い勝手の良さと、(医療向け睡眠ポリグラフィー装置と比較して)健康機器として最も測定精度が高く、睡眠の解析という点で優っている」と説明した。

 このデバイスの計測データはBluetoothで専用スマホアプリに送られる。アプリでは、「睡眠時間」「寝つき」「深い睡眠」「中途覚醒」「起床規則性」の5つの指標から睡眠状態をスコア化する。眠りの状態を可視化する機能、睡眠履歴を日次または週次でグラフ化して表示する機能も備える(タイトル横の写真参照)。

 オプションサービスとして提供する睡眠改善のためのアドバイスは、ニューロスペースの睡眠に関するノウハウを活用する。前出の5指標の1週間分のデータを基に、一人一人の課題に対する改善ポイントをアプリで確認することができる。