「自分の健康活動で得た成果を社会に還元」

 米シリコンバレーのスタートアップ、MATRIX INDUSTRIESと連携して開発したMOTHER Braceletは、MATRIX社の独自特許技術の温度差発電を搭載。外気と体表温に1度でも温度差があれば発電可能という本技術は、200年前に発見されたゼーベック効果(熱電効果の一種)を応用したものだ。これに太陽光発電を加え「常に発電して活動量計を装着し続けることが可能になった」と植草氏は話す。

 計測できる項目は睡眠、心拍数、体表温、歩数、消費カロリーと一般的だが、電池切れを気にせず使える気楽さは他デバイスにはない強みだろう。定価は税込み4万4000円となっている。

 MOTHER Braceletにはもう1つの特徴がある。健康活動の成果が「エナジー」という名前のポイントでアプリに蓄積され、そのエナジーを誰かのために贈ったり、社会的に意義のある活動に寄付したりすることができる。「活動量計はこれまで、パーソナルな機器だった。しかしMOTHER Braceletを通じて、自分の健康活動で得た成果を社会に還元できるようにするのが狙いだ」(植草氏)。

健康活動で得たポイントを寄付できるプラットフォームを構築(写真:小口 正貴)
健康活動で得たポイントを寄付できるプラットフォームを構築(写真:小口 正貴)
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 応援先の第1弾では、「神山まるごと高専(仮称)設立プロジェクト」、タレントの紗栄子さんがプロデュースする被災地支援活動団体の「Think The Day」、女優・タレントの藤原紀香さんが主宰する「Smile Please世界こども基金」と提携。植草氏は「単なる活動量計ではなく、世界の健康をつなぐプラットフォームとしてMOTHER Braceletを役立てていきたい」と結んだ。