シーメンスヘルスケアは、2021国際医用画像総合展(ITEM 2021、2021年4月16~18日、パシフィコ横浜)において“Shaping the future of healthcare(ヘルスケアの未来を切り拓く)”をテーマに打ち出した。人工知能(AI)などを駆使したデジタルトランスフォーメーション(DX)に主眼を置いた展示を繰り広げた。

 具体的には、AI技術を応用した意思決定支援、効率的で合理化されたオペレーション、医用画像をより高い精度にする(インテリジェントイメージ)という3つ領域でソリューション展示を構成した。ただし、今回のITEM2021はコロナ禍での開催ということもあり、装置本体の実機展示を限定し、ソーシャルディスタンスを確保することに努めていた。

 同社が2021年4月8日に提携を発表した、スタートアップのDeepEyeVisionもブースに登場した。同社は、AIによる眼底写真の遠隔読影サービスを提供する企業だ(関連記事:自治医大発ベンチャー1号が挑む! 「眼」の遠隔診断支援)。説明に立った同社 CEOの髙橋秀徳氏は、「小規模施設へサービス提供しているが、シーメンスヘルスケアとの提携で大規模施設への遠隔読影サービスが提供可能になった」と述べた。

シーメンスヘルスケアと提携したサービスを説明するDeepEyeVision CEOの髙橋氏(写真:増田 克善、以下同)

 一方、実機の展示はかなわなかったが、移動式大型車両に先進的な医療設備を搭載した「Medical-Connex」も紹介していた。2021年4月1日に販売開始したもので、モビリティの機動性に加え、災害時でも平時でも利用できる汎用性を備えている点が特徴だ(関連記事:「走る災害医療ステーション」、シーメンスが病院と共同開発)。

模型の展示のみだったが、モビリティーソリューション「Medical-Connex」も紹介