海外の調査では、口腔内の健康状態が心臓病やII型糖尿病と関係があるとのエビデンスが報告されている。言うまでもなく日々の口腔ケアは疾患予防の第一歩であり、その中心となるのが歯磨きの習慣だ。それだけに、歯を磨くツールである歯ブラシにこだわりを持つ人も多いのではないだろうか。

 このほど、フィリップス・ジャパン(以下、フィリップス)が電動歯ブラシ「ソニッケアー」のフラッグシップ(旗艦)モデルとなる「ソニッケアー 9900 プレステージ」を発表した。2021年6月4日から販売を開始する。価格はオープンで、実勢価格は4万5500円前後の見込みだ。

ソニッケアー 9900 プレステージ。カラーはシャンパン(左)、ミッドナイトブルー(右)の2種類。プレミアムオールインワンブラシヘッド、USB充電トラベルケースが付属する(写真:フィリップス)

 フィリップスではグローバルで1992年にソニッケアーを販売開始して以降(日本では1996年から)、進化を続けてきた。2017年にはBluetoothを搭載した「ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート」を発売し、スマホアプリと連動して歯磨きの記録が取れるようになった。また、日本の歯科医の電動歯ブラシ使用率で13年連続1位を獲得するなどプロからも高い評価を得ている。

 発売に伴い、2021年5月25日にはオンライン発表会を開催した。同社代表取締役社長の堤浩幸氏は「私も海外に駐在していた1993年から利用しているファンの1人。フィリップスではソニッケアーを戦略的商品として重要視している」と語った。2021年3月には調理家電や空気清浄機、掃除機などの事業を中国ファンドに売却済みで、今後の消費者との接点は電気シェーバー、ヘアドライヤー、電動歯ブラシなどの美容・健康家電が主軸となる。

ソニッケアーを戦略的商品と位置づけたフィリップスの堤氏(写真:フィリップス)

 先に発表したヘアドライヤー同様、ソニッケアー 9900 プレステージには「SenseIQテクノロジー」を搭載。毎秒最大100回の頻度でブラッシング圧、動き、範囲を検知し、一人ひとりにあわせたブラッシング強度を実現する。毎日のブラッシング管理はスマホアプリで可視化され、適切な歯磨きのアドバイスも提案する。

 歯垢除去力は手磨きの最大20倍(同社調べ)となり、特殊カットしたブラシがステイン(着色汚れ)を効果的に除去する特徴を備える。専用ブラシの「プレミアムオールインワンブラシヘッド」は1000パターン以上のコンピューターシミュレーション、10カ国/20人以上の博士号取得者が監修し、ソニッケアーとして初めてブラシに角度をつけた。歯ブラシを動かしすぎるとハンドル底部にあるライトの色が変わり、振動して知らせる機能も新たに付加した。

数々の研究の末に開発したプレミアムオールインワンブラシヘッド(写真:フィリップス)