機能性の特徴は4つ

 この3つの革新性に加えて、阿木氏はVscan Airの優れた機能性として「ポケットサイズ」「高画質」「堅牢性」「ワイヤレス」の4つを挙げた。

GEヘルスケア・ジャパン 超音波本部 Primary Care部 部長の阿木宣親氏
GEヘルスケア・ジャパン 超音波本部 Primary Care部 部長の阿木宣親氏
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 「ポケットサイズ」について、Vscan Airの本体サイズは高さ131mm×幅64mm×奥行31mm、重さは205gとなる。スマートフォンと同程度となっており、まさに「白衣のポケットにもすっぽり収まるサイズ感」は注目だ。さらに、これまでの製品と違ってスマートフォンやタブレット端末がモニターになることから、「別途でモニターを持ち運ぶ必要がない」(阿木氏)というモビリティの高さも見逃せない。

 「高画質」では、GE独自の「Signal Maxテクノロジー」と据え置き型エコー装置と同等の「128ch駆動」によって画質が大幅に向上。さらに、深部用コンベックスと浅部用リアの「Dual Probe」を搭載することで、さまざまな部位を素早く明瞭にスキャンできる。これにより、小型な装置でありながら「据え置き型と同レベルの画質を実現した」と阿木氏は胸を張る。

 「堅牢性」では、「IP67」の防水防塵規格に対応するだけでなく、米国国防総省制定規格「MIL-STD-810G」に準拠した1m22cmの落下試験にもクリア。さらに、3年間の保証期間によって「安心かつアクティブに使用できる」ことを踏まえ、阿木氏は「アクティブに使えるからこそエコー検査が患者に近づき、医療が患者に近づく」とそのメリットを強調した。

 「ワイヤレス」では、Vscan Airとモバイル端末の接続がWi-FiとBluetoothによる完全ワイヤレス方式であることを紹介。充電もワイヤレスであることから、ケーブルを挿すわずらわしさやケーブルが劣化する不安から「完全に解放される」(阿木氏)こととなる。

 これらの革新性や機能性から、Vscan Airを医療従事者に活用してもらうことで、疾病の早期発見や正確な診断、(医療従事者も含めた)安心できる医療提供などが可能になる。最後に阿木氏は、「聴診器」のように手軽に持ち運べるVscan Airを「想いのままに活用してほしい」と付け加えた。

(タイトル部のImage:近藤 寿成)