「スマートホスピタルの核となる」

 コマンドセンターでは電子カルテ、PACS(医療用画像管理システム)、医療機器、部門システムなどの院内データをデータ収集エンジンの「InSite Edge」が集約し、自動的に整形・加工・演算してタイル上で数値化。これにより、病床の稼働率、入院患者の容態変化、病棟ごとの看護師の忙しさなどがひと目でわかるようになる。キーテクノロジーはAI、機械学習、IoTなどだ。

コマンドセンターの可視化アプリ、タイルが表示される仕組み(出所:発表会のスクリーンショット)
コマンドセンターの可視化アプリ、タイルが表示される仕組み(出所:発表会のスクリーンショット)
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 奇しくも導入検討時期にはコロナ禍が重なった。2021年6月23日に開催した記者発表会で、誠光会 理事長の北野博也氏は「急性期病院の一病棟をコロナ病棟に割り当てたが、コマンドセンターの導入によって非常に効率的な運用が可能になり、急性期のポテンシャルを保ちながらコロナを乗り越えられた」と振り返った。その上で「コマンドセンターの有効活用が地域医療の推進、自院のレベルアップにもつながる。スマートホスピタルの核となるものと考えている」と語った。

誠光会 理事長の北野博也氏(出所:事例紹介ビデオのスクリーンショット)
誠光会 理事長の北野博也氏(出所:事例紹介ビデオのスクリーンショット)
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 GEヘルスケア・ジャパンは2021年4月の成長戦略発表会でリアルタイムデータの重要性をアピールしていた(関連記事:GEヘルスケアが成長戦略発表会、データやAIの活用戦略とは)。コマンドセンターは、まさに戦略を具現化したソリューションとなる。同社 代表取締役社長 兼 CEOの多田荘一郎氏は「リアルタイムでデータを分析・可視化することにより、刻一刻と変化する患者の状況を的確に把握して、適切な医療を迅速に提供する。コマンドセンターは課題解決につながるミーニングフルデータ(意義のあるデータ)を活用するのが特徴だ」と自信をのぞかせた。

GEヘルスケア・ジャパン 代表取締役社長 兼 CEOの多田荘一郎氏(出所:事例紹介ビデオのスクリーンショット)
GEヘルスケア・ジャパン 代表取締役社長 兼 CEOの多田荘一郎氏(出所:事例紹介ビデオのスクリーンショット)
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