「病床稼働率を96%程度まで上げられる」

 草津総合病院のタイルは、初期段階で7種類を用意した。内訳は病床全体の稼働状況をリアルタイムで可視化する「Capacity Snapshot」、病床ごとに医療従事者(看護師)のリソースと対応スキルを可視化して調整・再分配を行なう「Staffing Forecast」、円滑な患者入れ替えのために対応すべきケア、タスクを患者ごとに優先度とともに表示する「Discharge Tasks」、重症化した患者にフォーカスする「News Scoring」などになる。

草津総合病院で採用した7種類のタイル(出所:発表会のスクリーンショット)
草津総合病院で採用した7種類のタイル(出所:発表会のスクリーンショット)
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 GEヘルスケア・ジャパン エジソン・ソリューション本部 ディレクター 松石岳氏は「例えばCapacity Snapshotは緊急入院時の判断軸となり、Discharge Tasksは退院マネジメントを最適化し、News ScoringはICUへの転棟を促す。病院経営、医療従事者、患者にとってベネフィットが得られるのがコマンドセンターの利点」と強調した。

GEヘルスケア・ジャパン エジソン・ソリューション本部 ディレクター 松石岳氏(出所:発表会のスクリーンショット)
GEヘルスケア・ジャパン エジソン・ソリューション本部 ディレクター 松石岳氏(出所:発表会のスクリーンショット)
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 JHHでは2016年から稼働済みで、救急患者の待ち時間を20%、他施設からの転送待ち時間を60%、術後のオペ室の受け渡し時間を80%短縮。このように待ち時間を減らしながら、病床稼働率を85%から92%に改善した。導入から間もない草津総合病院では明らかなエビデンスは出ていないものの、統括看護部長の伊波早苗氏は「コマンドセンターがあることで、稼働率は92〜93%から96%程度まで上げられると思う」と話した。