吸水ショーツのパイオニアブランドのBe-A Japan(ベア ジャパン)と、ウエアラブルIoTを開発するミツフジは2022年6月23日、「経血量を計測できる吸水ショーツ」の共同開発を発表した。プロジェクトの実用化に向け、Be-A Japanは福島県に支店を設立、同じく福島にイノベーションラボを持つミツフジと、福島県川俣町で三者協定を締結したことも発表した。

左:Be-A Japan代表取締役CEO 髙橋 くみ氏、右:ミツフジ 代表取締役社長 三寺 歩氏(写真提供:Be-A Japan)
左:Be-A Japan代表取締役CEO 髙橋 くみ氏、右:ミツフジ 代表取締役社長 三寺 歩氏(写真提供:Be-A Japan)
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 月経中の不快な症状による女性のQOL低下や経済損失が問題になっているが(関連記事:ムダな月経は体に悪い!上手なコントロールが欠かせず、症状を見る上でベースとなる経血量のデータは実は少なく、日本では約180人の使用済みナプキンを測定した15年前のデータが最新だという。

「サニタリーアイテムがほぼ60年間、進化してこなかった中、吸水ショーツが登場したことで大きな支持を得、弊社のBé-A(ベア)は、この2年間で10万枚の売上げを達成した。現在はフェムテック市場を代表する商材となり、“吸水ショーツ戦国時代”といわれるほど各社の参入が相次いでいる。そんな中、私たちはさらに一歩進め、正確かつ継続的に経血量を測ることができる吸水ショーツの開発に取り組む。晩婚化や少子化により、女性が一生の中で経験する月経の回数が大幅に増えている今、女性の体調管理にも大きく役立つはずだ」(Be-A Japan代表取締役CEOの髙橋 くみ氏)

世界初のショーツ型ウェラブルデバイスを開発(写真:筆者)
世界初のショーツ型ウェラブルデバイスを開発(写真:筆者)
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 「Be-A Japanは“こんな製品を作ったら受ける”ではなく、“女性の課題を解決しよう”と夢を熱く語ってくれた。また福島県川俣町の町長から、東日本大震災の際、6000人の避難者に生理用ナプキンを集めるため、店も営業していない中で一軒一軒の家庭を頼んで回ったというお話を伺った。そして“またそんな状況になっても女性が苦しまないよう、この町から新しい挑戦をしていこう、一緒に社会課題を解決しよう”と言って下さったことが連携協定につながり、吸水ショーツに社会的意義を感じて、Be-A Japanとの共同開発を決めた」(ミツフジ 代表取締役社長の三寺 歩氏)

広尾レディース院長 宗田 聡氏からのビデオメッセージ(写真:筆者)
広尾レディース院長 宗田 聡氏からのビデオメッセージ(写真:筆者)
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