自宅での患者のリハビリ状況をセラピストが把握

 プロダクトの概要としては、「初期アセスメントと目標設定」→「プログラム配布」→「セルフケア(自主トレ)」→「プロダクトを介したコミュニケーション」が大まかな流れとなる。具体的には、まず理学療法士や作業療法士などのセラピストが患者に合うトレーニングプログラムの動画をセレクトし、プロダクトを介して患者に提供する。

iPadで提供されるトレーニング動画の選択画面

 次に、患者がその動画を視聴し、動画と一緒にトレーニングを実施する。さらに、そのトレーニングの様子を動画に撮影し、動画とともにトレーニングの結果をセラピストにフォードバックしていく。

 この仕組みについて、亀田氏は「リハビリをする際に動画を見られる点は、患者にとって理解しやすい」と補足する。課題の1つであった「方法を忘れてやめてしまう」などの解決に効果的だと分析する。

 また、これまでは自宅にいる患者とセラピストはコミュニケーションを取れなかったが、このサービスを活用すれば、自宅での患者のリハビリ状況をセラピストが把握できるようになる。そのため、間違ったやり方をしているのであれば、遠隔での修正も可能となるため、そういった点も踏まえ「患者にとっても、セラピストにとっても有用なものとなる」と亀田氏は言う。

 実際の利用にあたっては、利用者にiPadがレンタル提供され、そのなかの専用アプリを起動してトレーニングを行う。アプリには、北原リハビリテーション病院で指導している自主トレーニングの動画が50種類以上が収録されており、患者の状態に合わせてセレクトされるほか、今後もさらに拡充する予定だ。

 また、自主トレーニングをした後に痛みのある部位などを聞く機能を備える。実際に感じたトレーニングの難易度を聞く機能なども今後追加されていく。