「ライバル同士でも1社で考えるのはやめること」

 進行の竹下氏は、「データ活用の課題感」について質問した。これに対し、宮島氏は「個人情報の保護と匿名化した情報でどこまでできるのかが課題」とし、現状ではどんな行為やサービスを行なったかの記録が医療も介護も手薄な点を指摘した。

 岡本氏は、違う分野の技術も幅広く使うことが大切だとする。「ライバル同士でも1社で考えるのはやめること」(同氏)。ケアテックに直接関係ない分野も含めて、情報を持ち合って開発していくことの大切さを問いた。

同協会理事で産業技術総合研究所 招聘研究員の岡本茂雄氏
同協会理事で産業技術総合研究所 招聘研究員の岡本茂雄氏
[画像のクリックで別ページへ]

 最後に、ケアテック企業に求めることを両氏がコメントした。宮島氏は「部分最適にならず、トータルで介護が良いものになるように。常に社会の在り方、介護の在り方に立ち返って考えてほしい」と語った。岡本氏は「真に役立つものを作ろうと思ったら色んなタイプの現場に行かないといけない。話を聞いただけでつくるのはやめよう」と檄を飛ばした。

岡本氏はLIFE、ケアテックだけではなく、介護そのものが進化することで相乗効果が得られると訴えた
岡本氏はLIFE、ケアテックだけではなく、介護そのものが進化することで相乗効果が得られると訴えた
[画像のクリックで別ページへ]

(タイトル部のImage:monsitj -stock.adobe.com)