ソニーによるスタートアップ事業支援プログラム「Sony Startup Acceleration Program(SSAP)」。元々は社内向けのプログラムだが、このたび、社外と組む第1号の案件が始動する。

 ソニー、京セラ、ライオンの3社は2019年7月3日、仕上げ磨き専用歯ブラシ「Possi(ポッシ)」を発表した。歯ブラシを歯に当てると音楽が鳴るという仕組みで、子供の歯磨きへの抵抗感を減らす。

仕上げ磨き専用歯ブラシ「Possi(ポッシ)」(写真:加藤 康、以下同)

 ソニーが運営するクラウドファンディングサービス「ファースト・フライト」で、7月3日~8月2日の期間に支援者募集を実施。目標金額とする2000万円が成立した場合、支援者に2020年3月に製品を発送する予定。終了後、利用者の反応などを見て一般向けの販売を検討するという。なお、目標金額に到達しなかった場合は全ての支援がキャンセル扱いとなる。

プロジェクト開始から9カ月

 今回のプロジェクトのきっかけは、京セラ 研究開発部メディカル開発センターの稲垣智裕氏による「音の出る歯ブラシ」というアイデア。2018年10月にSAPPに参加した。

ソニー Startup Acceleration部の宮崎雅氏

 ソニー Startup Acceleration部の宮崎雅氏がプロデューサーとして参加し、新事業立ち上げのノウハウをレクチャーすると共に事業そのものの支援も行うことで、およそ9カ月と短い期間で製品を発表可能な段階までプロジェクトを進めた。Possi本体のデザインや、製品をモチーフにしたキャラクターの作成、テーマソングの作成など、ソニーグループの協力を得ながらプロジェクトを進めた。