「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によって、デジタルテクノロジーはますます生活に浸透していくだろう」──。眼科領域に特化した事業を展開する参天製薬 代表取締役社長 兼 CEOの谷内樹生氏は、2020年7月7日に開催した長期ビジョン説明会でこう語った。

参天製薬 代表取締役社長 兼 CEOの谷内樹生氏(写真:記者会見のオンライン画面キャプチャー)

 今後10年で、医療のさまざまな場面により一層デジタルテクノロジーが活用されることが予想されるが、「COVID-19によって、その流れがさらに加速している」と同氏は言う。デジタルテクノロジーである画像診断が治療の柱となっている眼科領域もその一つだ。

 一方、目の病気や不具合の点では、デジタルデバイスを日常的に活用することになったことで、目のストレスや近視といった問題を抱える人が増えることが懸念されている。参天製薬では、世の中や眼科領域を取り巻くこうした環境の変化を踏まえて、目にまつわる課題解決に取り組んでいきたいとしている。

 そのために、長期ビジョンとして「Become A Social Innovator」を掲げ、製薬会社としての枠組みを超えて社会に貢献することを目指していくという。具体的には、(1)Ophthalmology(眼科)、(2)Wellness、(3)Inclusion、の3つを柱とした長期戦略を立てている。とりわけ重視しているのは、冒頭の谷内氏のコメントにもあるデジタルテクノロジーの活用だ。