LEDの代わりにセンサーを搭載

 研究チームでは、こうした皮膚に貼り付けることができるデバイスの技術を、ディスプレー以外にも応用しようと検討している。その一つが、LEDの代わりにセンサーを搭載した、皮膚に貼り付けるセンサーとしての活用である。

大日本印刷 研究開発センター 部長の前田博己氏。右手の甲にセンサーを搭載したスキンディスプレーを貼り付けている(写真:オンライン記者会見の画面キャプチャー)

 体に身に着けるのではなく、貼り付けることで、日常生活を送る際にかさばることなくセンシングができる可能性がある。搭載するセンサー次第で、体の動きや体調などのさまざまなデータが取得できそうだ。

 研究チームでは、体勢を検知したり脈拍を測定したりするセンサーの利用を検討しているという。例えば、「体勢を検知するセンサーを搭載して、赤ちゃんの皮膚に貼り付ければ、起きているのか寝ているのかが分かるセンサーとして活用できる」と前田氏は話す。

センサーを内蔵したスキンディスプレーの応用例(出所:記者会見の発表資料)

 センサーで測定したデータをスキンディスプレーに表示すれば、コミュニケーションをとる相手と感覚情報を共有する新たな手段としても使える可能性がある。研究チームは今後、体表面に近いところで表示できるセンシングデバイスがコミュニケ―ションに与える効果についても検証するとしている。

(タイトル部のImage:出所は大日本印刷)