「元気にする取り組み×テクノロジー」でイノベーションを

 ポラリス 代表取締役でオーロラ会 理事長の森剛士氏は現在、高齢者の自立支援を目的とした自立支援特化型デイサービスを全国44カ所で展開中。「これ以上は良くならない」と言われた人たちを在宅のデイサービスで「施設に入る前に元気にさせる」ことを目指しており、特に「歩行能力」の改善・維持に力を入れている点が大きな特徴だ。最近ではパナソニックと共同で、ポラリスの自立支援介護とAIを組み合わせた世界規模の「自立支援AIサービス」にも取り組んでいる。

 こうした「元気にする取り組み×テクノロジー」は、「世界でイノベーションを起こせる数少ない1つではないか」と自信をのぞかせる。実際、欧米や北欧諸国でも自立支援のノウハウはまだないことから、森氏としては「合理的で手厚い欧米の介護×自立支援」には非常に可能性を感じており、「EU諸国に持っていきたい」と考えているという。

ポラリス 代表取締役でオーロラ会 理事長の森剛士氏
ポラリス 代表取締役でオーロラ会 理事長の森剛士氏
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 一方で、米国の場合は、医療保険の状況を踏まえ、効率的かつ合理的に高齢者を元気にできる仕組みに「非常に価値がある」と見ている。「急性期を過ぎた人たちを元気にさせる」ことは世界共通の課題になっているため、経験値ベースで運用している現在の仕組みにテクノロジーを組み合わせれば、「より迅速に世界へと広げられる」との考えを示した。

(タイトル部のImage:近藤 寿成)