「病院との協力・連携が非常にうまくいっている」

 続いてイスラエル経済産業省 海外投資産業協力局 ライフサイエンス部 部長のアヴィアッド・タミール氏が登壇。タミール氏はイスラエル国内で事業を展開する人たちを支援する立場にある。近年、イスラエルへの直接投資が増加傾向であることに触れ、その理由として革新的な起業精神を持った人たちが多いこと、国内のあらゆるところに課題に対するソリューションを見つけようとしている人たちがいることを挙げた。

 さらに1万人あたり約130人ほどのエンジニアが存在し、世界最大の割合であることを指摘。「面白いことに、自国では自動車を生産していないにもかかわらず、自動車関連産業で約600社以上のスタートアップがある」と、同国のユニークなIT産業構造を説明した。

イスラエル経済産業省 海外投資産業協力局 ライフサイエンス部 部長 アヴィアッド・タミール氏

 ヘルスケアに関しては、医療機器の特許が第1位、医療機器のソリューションが第2位を誇ると説明する。そしてヘルスケア分野の革新的技術として使い捨てカプセル内視鏡や外科用ロボットなどを紹介し、「イスラエルのヘルスケア分野では病院との協力・連携が非常にうまくいっている。病院がアンメットメディカルニーズ(満たされていない医療ニーズ)に応えるべく努力を重ねている点も特徴だ」とアピールした。

 次回は、セミナーに登壇した9社のイスラエル企業について紹介していく。

(タイトル部のImage:mikelaptev -stock.adobe.com)